K2SO4K2SO4+CO2+CO2+CO2風風コンクリート、モルタル中の可溶性アルカリ・カルシウム成分雨・雪・霜や散水によって水に溶け出すコンクリート、モルタルの表面に移動空気中の二酸化炭素などと反応乾燥して水分が蒸発し、結晶化セメント硬化体中に含まれているアルカリ成分が、水溶液として表面に運ばれ、そこで水分のみが蒸発すると、残された成分が綿状に白く結晶化します。これが白華(エフロレッセンス)です。(下図参照)白華により、製品の性能が損なわれることはありません。白華が出るということは、それだけ含まれるセメントが多いため、強度が高いということになります。また、環境への悪影響もありません。しかし製品の美観が損なわれることから、問題視されることが多いようです。白華の予防には、まず第一にコンクリートブロック内部へ水が浸透するのを阻止すること、すなわち防水対策を講じることが大切です。また、その他の予防策も以下に記しますので、現場に適した予防を行ってください。汚れを取り除くために水洗いした場合、乾燥期間は夏期1日、冬期3日間以上です。標準塗布量は、0.33ℓ/㎡です。スプレーの場合は、空中に飛散しますので、やや多めに塗布してください。分けて、ムラなく塗布してください。【他の予防策】① 組積用製品(化粧ブロックやレンガなど)・ブロック空洞部に水が滞留しないようにしてください。場合によっては水抜き部を設けてください。・充鎮モルタルや目地モルタルに白華防止剤を混入してください。・最上段は笠木を使用し、すき間ができないように目地詰めを行ってください。② 敷設用製品(インターロッキングブロックやコンクリート平板など)・水の滞留をなくすため、2%程度の勾配を設けてください。・路盤が密粒度アスファルトコンクリートなどの場合は、水抜きを設置してください。防水対策:「アクアシール200S」使用方法浸透性吸水防止剤「アクアシール200S」のご使用をおすすめします。・薄めずにそのままご使用ください。・晴れた日を選んで施工してください。ただし、ブロック施工後は夏期3日目以降、冬期7日目以降に施工してください。・塗布する前に、処理面の汚れを取り除き、乾燥した状態にしてください。・塗布方法は、スプレー、刷毛、ローラーのいずれも可能です。・ブロック内部に十分浸透させるため、一度に厚塗りせず30分間隔で3回程度に・乾燥は自然乾燥とし、水がかからないように注意してください。(夏期1時間、冬期6時間以上)85TOHO General Catalog水酸化カルシウムCa(OH)2硫酸ナトリウムNa2SO4硫酸カリウムK2SO4白華が発生しやすいのは、次のような条件に当てはまる場合です。① 水分 雨や水たまりなどの影響で発生しやすくなる。吸水率の高い製品にも注意が必要。② 時期 製造直後の若材齢時に発生しやすい。③ 温度 冬期(気温が低いとき)や梅雨どき(湿度が高いとき)に発生しやすい。④ 風 風が当たると水分の蒸発が進むため発生しやすい。⑤ 施工 モルタルなどからも多く発生する。特に空練りモルタルは発生の可能性が高い。Ca(OH)2Na2SO4炭酸カルシウムCaCO3炭酸ナトリウムNa2CO3炭酸カリウムK2CO22.白華の予防策1.白華発生の原因雨水や散水Ca(OH)2Na2SO4舗装材・関連商品・その他白華現象とメンテナンス
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